5ページに渡る長文なので引用は避けますが、EU離脱はイギリスに何を与えるのかは安達誠司さんの記事が参考になりました。
「イギリス「EU離脱」の損得勘定~経済的デメリットはむしろEU側にある」*現代ビジネス
ttp://gendai.ismedia.jp/articles/-/48985
超要約すると
・イギリスのEU離脱問題は、マーケット変動の単なる「ネタ」に過ぎず、あくまでも短期的なショックにとどまるだろう。
・イギリスの国家財政の悪化は、リーマンショック、及び、その後のイギリスの不動産バブル崩壊に端を発した金融危機への対応が主な理由。
・EUに加盟していないことが金融センターにとってのデメリットであるなら、極論すれば、スイスという国は成立しないはず。(スイスは非加盟)
・イギリスはEUを離脱した方が、独自の経済政策運営が可能となり、メリットを受ける部分が多い。
・一種の「懲罰」として、EUから離脱したイギリスに対して強硬的な態度に立って、関税等の交渉がうまく進まない事態となれば、経済政策の自由度を失い、景気低迷に拍車がかかるのはむしろEU加盟国、特にユーロ加盟国。
EUという体制はエスペラント語並みに理想としては良いが、現実としてかなり無理がありました。
百年戦争のイギリスとフランスが仲良くというのも無茶な話ですが、欧州内で国境がなくなり、経済活動も自由になり、文化的な生活ができるという、なんか民主党のマニフェストを思い出すような夢に満ちたお話でしたが、私が大学生の頃には色々ボロが出始めており、日本の首都圏集中のような状況を欧州全域規模で発生させていましたよね。
賃金の安い国からは出稼ぎ労働者が流出し、全体の労働単価を下げる、特に医師などの高度技術者の流出が一つの大きな問題でした。
そこへ来て難民受け入れです。
家族の共同生活でも折り合いがつかずにもめるのに、多文化共生というのはもうどうしようもないです。
イスラム教の席捲でかつての欧州の姿は崩壊しつつあります。
こうした問題提起にも、イギリスが率先してEUを離脱しようと国民に呼びかけたのは象徴的であり、かつ勇気ある行動と思います。
少なくとも5年ほどは経済も政治も混乱が付きまといますけどね。
結局、日本の共産党が戦争いやいや言っていても、世界の情勢がきな臭くなっており、火の粉がとびかからんとしているところでやみくもに平和を謳うのは現実逃避にままなりません。
第三次世界大戦ではグローバルの終焉とナショナリズムの復権が世界に与えられるのでしょうかね。